【リーグオブレジェンド】ローテーションの基本 part2【League of Legends】
この記事で解説するのは:
・試合で最初に起きるローテーション
・ローテーションへの対応
この記事ではローテーションを仕掛ける側、仕掛けられる側それぞれの立場を説明していますが、初めに頭に入れておいてほしいのはその両方において最も大事なのは視界のセットアップだという事です。
試合で最初に起きるローテーション
通常の試合の中で最も始めに起こり易いローテーションはボットレーンのTier 1 タレットが折れたところから始まるものです。今回はそこで取る選択肢について考え、それぞれのローテーションの意味を説明します。但し以下はボットレーナーが対面に勝っている事が前提で、負けている時の4 man dive等で無理やりに折った場合はこの限りではありません。
あなたのチームのボットが勝っていて、ボットレーンのTier 1 タレットを折ったところからレーニングを終えたとします。この時ボットレーンの2人が次に取る行動にはいくつかの選択肢があります。ここでは主要な3つを挙げます。
1.トップとスワップし、トップレーンのTier 1 タレットにプレッシャーをかける。
2.ミッドに合流し、ミッドレーンのTier 1 タレットにプレッシャーをかける。
3.マップコントロールを活かしドラゴンにアプローチをかける。
この中のどれを選んでもローテーションが始まります。
例えばジャングルのマッチアップで味方が勝っているならほとんどの場合1は有効です。相手が取ってくる対応はスワップしてADCとサポートをトップに向かわせるかスワップせずトップ1人に2人の相手をさせるかのどちらかになりますから、これは既に勝ったボットレーンを有利な状態のままもう一度再開するような形か、相手のトップを犠牲にさせボットレーンでも同じ2v1の構図を作るかという選択を強制させるもので、どちらにしても既にボットの有利が築かれている以上容易にテンポを取りやすいです。
相手のミッドレーナーのウェーブクリア能力が低いのであれば2は非常に有効です。理由としては1とほぼ同じ事が挙げられますが、狙えるのであればミッドのTier 1 タレットの価値が大きい為1よりも有効な選択肢です。相手のボットがボットレーンを押し続ける事が多々ありますが、その際はボットのTier 1 タレットとミッドのTier 1 タレットを交換するのか、誰かがボットレーンのカバーに入るのかを考える必要があります。また、ジグスやアニビア等ウェーブクリア能力の高い相手にこれを行うといつまでもタレットが折れず、相手にカムバックの為の時間を与えてしまうだけになるので注意が必要です。
すぐにタレットを取得する事が難しそうな場合や、ドラゴンがインファーナルやマウンテン等チームにとって強力な属性である場合3は比較的有効かつ安全な選択肢になります。タレットがない事から相手のボット側の視界は制限されるので、コントロールワードやレンズでドラゴンまで寄りづらい状況を作ったり、相手ジャングラーがトップ側に映った時等相手チームのドラゴン付近のマッププレッシャーが低い時を狙って行います。3の選択肢を取ってから1や2に移行していく事も多いです。
また、3の選択肢を取った後でかつ、既に有利なマッチアップが取れている等の理由からトップやミッドと関渉したくなく、ジャングラーのマッチアップで有利が取れている、あるいは相手ジャングラーが来てもいなせる自信がある場合はボットを押し続け、ボットレーンのTier 2 タレットにプレッシャーをかけるというのも有効な選択肢です。Tier 2タレットをTier 1 タレットやドラゴン・ヘラルドより先に狙う事は少ないですが、この行動を取るとボット側ジャングルをほぼ占領出来るのが強みです。Tier 2 タレットまでプッシュする必要がある為、ガンクに気を付ける必要があります。
ローテーションへの対応
これらの行動全てはボットの2人が勝っている為に、相手は上記のような対応を取っているだけでは少しずつ一方的にオブジェクティブを取られていきます。その為相手はこのローテーションについて何らかの対応をする必要があります。ここではその動きについて相手側視点で考えていきます。
ローテーションへの対応にもまたいくつか選択肢があります。
1.ウェーブクリアを徹底しなるべく相手にタレットを取らせない動きをする事で相手のゲーム展開を遅らせる。
2.ドラゴンやヘラルド、タレットなど、一つのオブジェクティブを犠牲にする事で別のオブジェクティブを取得する。
3.視界管理を徹底する事で相手に遠回りになる経路を通らせたりピックアップを行う。
ウェーブクリアの強いチャンピオンがチームにいたり、相手のシージ能力が低い場合は1が有効です。基本的にレーナーが負けるのはアイテムやレベルにおいてパワースパイクを迎えていない為なので、チーム全員が相手にプレッシャーを与えられるようになるまでゲームを引き延ばす為の対応です。序盤に特化したチャンプが後半に特化したチャンプに負けている場合はこの手段は有効でなく、集団戦やピックアップに一抹の望みをかけるほかありません。
ゴールド差がつき過ぎていたり、ウェーブクリアに乏しく相手のシージを止める事が難しい場合は2が有効です。例えばドラゴンは即金にはなりませんが、Tier 1タレットを壊す事が出来ればチーム全体で750ゴールドになります。相手がドラゴンに向かったのが分かればトップのタレットを取ったり、ヘラルドを取る事でタレットにつなげるという事が大事です。あるいは相手がトップのTier 1タレットを折りに来た時に守るのを諦めボットのTier 1タレットを折りに行くという事も可能です。これは不利を背負っている立場でのイーブンな交換になりますから、対応としては悪くないものになります。
3についてですが、大前提として、記事の頭にも書きましたが全てのケースにおいて視界管理は重要です。そして理想的な視界のセットアップを行う事が出来た場合は相手にその経路を使う事を諦めさせたり、その視界に映った孤立している敵をピックアップする事が出来るでしょう。そうする事でテンポを取り戻したり、ゴールド・経験値差を縮めていく事も出来ます。
その為にはまず必要な所に視界をセットアップしておき、不利の取られていないレーナーがウェーブをプッシュする、ジャングラーがジャングルでのファームを諦めカバーに入る、あるいは視界から消える₍ガンクを警戒させる)などして3レーンのウェーブ位置をずらし、相手にタレットへのアプローチをかけづらくさせる事が重要です。そうして相手をまごつかせている間、セットアップしておいた視界を活かしミッド―トップ間、ミッド―ボット間の有利な経路を確保したり、あるいはそれを通ろうとする相手をピックアップするなどする事で相手のローテーションを崩すのです。

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